『一度で良いから、お酒を飲み交わしたい歴史上の人物は？』

　アサヒビールのお客様生活文化研究所の調査だそうで。
　http://www.asahibeer.co.jp/news/2005/0909.html
　
　それによると、男女共に一位は、私が(というか皆が)大好きな
　坂本龍馬。第二位も男女共に織田信長。第三位(女性の場合は
　同率二位)も男女共に聖徳太子、という結果だったとのこと。
　以下男性は、歴史上の「男性」の偉人、女性は同じく「女性」
　の偉人が目立ちました。
　
　
　どうも、「お酒を酌み交わす」という語のニュアンスは、合
　コン的なものでなく、同性同士でくだを巻くというか、腹割
　って話す雰囲気なのでしょうかね？
　
　
　あ、でも調査方法がインターネット調査ってのが、かなり
　影響してるかも。調査もたった一週間で、有効回答1500人位
　ですし。
　
　もっと、「あれっ？」と思ったのは、その理由。
　なんか、「改革の獅子」とか、「語ってもらいたい」といった
　発言が多かったみたいで…。
　私が知る限り、龍馬は他人の褌を、うまく自分なりに加工して
　尚且つ実現した人間。となると、まず第三位の聖徳太子に対す
　る理由と同じように「聞き上手」ぶりを見てみたい、というの
　が期待すべき内容に思えます。
　　というより、正確には、「自分では、ありえない夢のよう
　なものと思っているものを語るんだけど、それをどのように、
　実現味があるように、加工して話してくれて、尚且つ実現に
　向けてフィックスしてくれるか」その成功までの様子を一緒
　に見てみたい、ということになるでしょう（まあ、「酒飲み」
　だけでは前半の部分しか見れないでしょうが）
　
　
　それに、龍馬は普段は茫洋としていて、割と口が重たい感じ
　らしいのですが、酒の場などで一旦話し出すと、止まらなく
　なって、皆爆笑の渦になるみたいな像があります。
　さらには、一流の人物・及び実現できそうな話なのかの見極
　めも鋭かったらしく、言い方を変えれば、ひとかどの人間が、
　まず、龍馬が加工するに足る、成功しそうなプロジェクト
　の原石となりうる話しが存在せねば、龍馬も、ダイヤとなる
　発言及びダイヤを作る事はできない、すなわち、完全なる無
　から有を作ることはいかな龍馬とはいえ無理なのでは、とも
　思うわけです。
　
　
　となると、結局、飲み相手がそれなりの人間にならないと、
　龍馬も、その日本の精神そのものである調整能力というか、
　最大多数の最大幸福というか、中庸良いとこ取りとも言う
　べき才能も発揮できない、と思うわけですな。
　　
　
　うーむ、また墓穴を掘ってしまう＆嫌われるような事を
　書いてしまった…。(でも、書くけど。)
　
　
　ということで、私も龍馬と飲める機会があるなら、どんな
　事があっても是が非でも参加したい人間ではありますが、
　多分、今の私では、龍馬の才能を発揮できず、33歳(もう、
　龍馬より長く生きられた方います？(笑))しか生きれなか
　った時間を無駄に過ごさせてしまいかねないので、断腸の
　思いで参加の意志をぐっと堪えるんでしょうなぁ。
　
　
　
　しかし、それにしても昔から日本という国は、国家存亡の
　危機の際に、ようやく隠していた爪を出す傑物が出てくる
　ので、今後出てくるであろう「未来の龍馬」と酒を酌み交
　わすに足る人物になる為に研鑽しよう、と思うと、何かや
　る気出てきたぞ。というか、更新してる暇あったら勉強し
　ろ、そして働け＜自分