端倪すべき夢幻能19:店は人で持つ

　ということで、最近お気に入りの喫茶店があります。

　なんというか、店員の女史がメチャメチャ感じ良いんですよ。(そこは私も男ですから許して…)

　なんか、片田舎なのに、高級クラブみたいな折り目正しい所作があって掃き溜めに鶴といっては、その店に失礼なんですが、まあ、よくもまあ、こんなに出来た人がこういった所で働いているな、という感じがするわけですが。あ、いや別に喫茶店の店員を悪いといっているわけではないのですが、あまり教育されてないか、接客を勘違いしている店員が多いのは事実だと思ってます。

　ということで、やけに私以上の年齢の客が多いのですが、この前若い人とここにいったら、その人は大人びて見えるとのこと。ああ、そうか私から見ると2〜3歳程度若く見えるけど、この子達から見たら大人に見えるんだな、私も妙齢なんだな、と。

　でも、(所謂、知識詰め込み型の頭の良さじゃなくて)才知ありげな顔立ちと、それに裏打ちされた教養が、話し振りと雰囲気から感じ取れます、ほんとに。注文の合間に、ちょっとした会話をするんですが、対応も初々し過ぎず、擦れ過ぎず、絶妙です。

　やべぇ、久々に惚れ込みそうだ。
　
　まあ、当分の間、夜中に沈思黙考したり、書物を読んだりする時に通いそうなんで、その間に、「本物」なのか見させてもらうと同時に、やっぱ人って大きいよなぁ、と多分、平凡な料理・飲み物の筈なのに、やけに美味しくいただいた感じがするpでしたとさ。