というのは草柳大蔵(敬称略)。
 バブル崩壊して早10年が過ぎ、風潮が変わっている昨今、彼の著書見ると結構新発見があるかも。
 ということで、休日の贅沢な時間の使い方、古本屋めぐりをしている所、氏の「男を見る眼25章」(’80)なる本を発見。ビジネス書的自己啓発にありがちな、マッチョイズムというか、男の独断と偏見ぶり(失礼(笑))が好きな私は早速手に取ります。
 
 う〜〜ん、見事なまでに私が否定されまくってますなあ(苦笑)

 Yが、ほくそえみそうなので、もう言いませんが、(今の東京は良く知りませんが)5年前くらいの、私も含めた東京の若者に見せると面白かったかも。そろそろめっきが剥げ出していた(世相が変化しつつある)頃でしたから。
 しかし、こっちに戻ってくると、むしろ氏が仰っているような強い生き方をしている人間が多いこと多いこと。もっとラクな生き方でもいいんじゃないんですか?と思いつつも、「男はどんな辛いときでも涙を見せてはいけない」といった、どんなに苦しいときでも歯を食いしばって生きてらっしゃる方が男女問わず、多いです。「純粋なる者」では無いですが、やはり美しさを感じずにはいられません。
 とは言いつつも、ふわふわしたような浮気者の私には、そういった生き方はできませんが、そういった一本筋の通った信念のある人間の妨げになることや、ましてや「古い」みたいな上辺だけの言語ゲームに付き合わせるような、失礼な事は慎むべきだと思いましたとさ。

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