順位戦B級2組

2004年3月6日 将棋
 しかしなんと言いますか、最近は将棋界も師弟関係のような柵と言いますか縁というものは希薄になりつつあるはずなのに、どうしても師弟共に運が揺らめいていくという合縁奇縁があるみたいです。
 というのは、大内一門。鈴木(大)八段はあんな元気なのに、なぜに、ああなぜに…。
 そういや今年度は傷害事件までありましたし…。
 師匠格の大内九段を始め、B級2組では富岡さん降級点…
 何より塚田さん…
 塚田スペシャル22連勝でA級王座の人が、あろう事がCクラスに…
 栄枯盛衰は世の流れとは言いますが、やはり勝負の世界は残酷ですね。
 プロ野球に比べ実働年数が長いので、将棋界の方がより「人生」を見せてくれるとはいえ、谷川王位を除き、一世代前の時代は完全に終焉を告げたような気がします。
 しかし昇級者は順当でした。若手(という程若手では無いと思いますが)の実力者二人が順当に勝ちあがりました。しかし、昔はA級まで超特急だったんですけど、順位戦でも確実に世代交代が進んでいます。なので、そろそろB級1組から「いつもと違う順位戦」=「負け越す可能性も出てくる」という、さらに厳しい世界になるかもしれませんね。だって、今期A級も、あの久保さんが首の皮一枚だったりするわけですからね。あな、おそろし。
 代わって来期B級2組は年齢層が高くなりますねえ。でも、何気に目が離せないというか、因縁のクラスと言えそうです。
 という事で、次回は、3/9のC1。ついに、屋敷八段が抜け出すかどうかの大一番です。相手は降級が既に決まっている我らが室岡七段。しかし、昔、似たような状態での同一カードで、屋敷八段の昇級をストップさせた、という因縁があります。果たして屋敷八段は、それを克服できるか。そして、渡辺五段。再び目が離せません!

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