人というのは不思議なもので。

 実は最近、現実世界の方で凹んでまして。
 まあ体調が良く無いというのもあるのでしょうが、
 いつもはヽ( ´ー`)丿な感じで話題と笑いを振りま
 き続ける私が、最近は貝のように口を閉ざしてま
 して。

 で、しばらくは周りの人間も様子見みたいな感じ
 で、特に気にもとめていなかったようですが、あ
 まりにそれが続くので、流石に気づいてきたみた
 いです。

  まあ、私は
 「困ったとき程、泰然自若にどっしり構える」
 「悪ぶらず、悪びれず」
 というのを座右の銘にしているので、
 しばらく(久しくやってなかった)ひとりを愉し
 もう、と開き直っていたんですよ。

  というわけで、最近は、しばらく一人になって
 いたのですが、一人にならないと見えてこないも
 のが一杯あって興味深かったです。
  まず、若者の特徴か、そもそもあまり話したが
 らない、孤独を愛する人間が多い事にびっくり。
 意外に、誰もいない方が、落ち着くって人間もい
 るんだねぇ。まぁ、同時期の私も、そういう時あ
 ったよなぁ、考えてみると。
  そういう人は、ベタベタ付き合うと、かえって
 突っ込まれすぎてる感がして辟易するかも、と思
 える感じがしました。最近の私には無かった発想
 です。

  次に、話しかけてくる人間と、話しかけられる
 人間、大抵その役割が決まっているって事。
  大体、話しかける人間は陽気で良く喋る人が多
 いのですが、中にはそうでない人もいたり。でも、
 必ず言えるのは、役割は結構決まってるみたいで。
 「ボケ」と「ツッコミ」じゃないんですけど、話
 かける方は、常に話しかける方で、聞く方は、常
 に聞く立場にあります。一回、逆のパタンになる
 と、どうなんだろ?と思うのですが、多分、双方
 不得手なので、うまく噛み合わない・しっくりこ
 ないだろうなぁ、と思ったり。

  そう思いながらも、最近は、あまり周りの人間
 に興味が無くなった…というか、それどころじゃ
 なくなり、特に周りの様子など気にも留めず、粛
 々と自分のすべき事をやっていたのですが、そう
 なると、ふとした折に、以前に仲良くしていた男
 女の知人・友人が私に話しかけに来るわけですよ。
 普段、現実世界の私は、どちらかというと、自分
 からどんどん首を突っ込んでゆく事が多いので、
 これにはびっくり。
  中には、しばらく疎遠だった人間からも話しか
 けられてきて、元気付けられたり。何より、「あ
 あ、こいつらは本当に良い奴だな」と思えるのは、
 決して同情や励まし色(謎)が全く無いんですよね。
 まあ、どちらかというと頼られる存在である私に、
 そういう事はしづらいとは思っているきらいもあ
 るのですが、とても嬉しかったです。
  
  まぁ、現実世界の私は、結構人のお世話をする
 のが好きな人間なので、色々恩を感じている(ただ
 気をつけるべきは「恩着せがましくはならない事」
 というのが最近わかってきたのですが)人間が多か
 ったみたいです。言葉の端々に、それと感じるニュ
 アンスが含まれてましたからね。
  このようにちょっと調子が悪い時=肝心な時に、
 こんなにも話相手になってくれる人間いる事を考え
 ると、(ああ、やっぱり日ごろ人と楽しく触れ合っ
 てい続けると、肝心な時に助けてくれるなぁ、どん
 どん人に親切にならなきゃ)とガラにもなく思った
 りした一日でしたとさ。
  まあ、あと10日もすれば、元の私に戻ってはいそ
 うなんですけどね。それまで、しばらく話しかけら
 れる立場というものを味わってみようか。まあ、そ
 んな周囲を気にしすぎない方が、かえって皆が寄っ
 てくるみたいなんですけどねf(^^;

 それにしても、いやぁ、本当に良い奴らばかりだ。
 私らの世代もまだまだ捨てたもんじゃないぞっ!

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