おれがあいつであいつがおれで
2004年2月10日 読書
ISBN:4652021615 単行本 山中 恒 理論社 ¥1,300
小学校高学年向けの推薦図書になってました。
が!当時の私としては、かなりショッキングな内容で、見ていてドキドキしたものです。装丁も左のようなソフトな感じではなく、ピンクの下地で不規則なラインが散りばめられてると思いきや、二人がキスしているような感じだったし。で、まだ幼い男子陣が、こういうの見ると、「うわっスケベ〜」とスケベ扱いされたのですが、実際見ると、ふとしたきっかけで野郎が女に、女が野郎になるわけですよ。そうなると、野郎の妄想が現実になるのだよH氏!(爆)、今までとは違った視点で物事が見えてくるし、女らしく振舞わなきゃいけなくなったりするわけですが。まぁ、大林監督で確か小林聡美(三谷幸喜さんの奥さん)さんが、文字通り体を張って演技した「転校生」は、これが原作でしたし、階段から転げ落ちると非日常の空間が広がる、というモチーフは色んな所で多用されてますね。(「きまぐれオレンジロード」とか。あれは猫だったかな?)そういったものの原点が、これではないでしょうか?
ということで、本嫌いだった私ですが、何気にこの本は小学校3年生くらいの時に何かの縁で見てました。確か、「○○くん、だいすき〜、私のお婿さんになって〜」と言っていたクラスメイトの子から勧められたのかな。余談に入ると、当時は男子陣から冷やかされたくない一心で冷たい対応をしていた、という申し訳ない以上に勿体無い記憶があります。ああ、なぜ私に告白してくる人間は、人目を憚らず言う人間が多かったのだ。密会という形なら、私だって酷い対応しなくて冷静に対応できただろうし、何より相思相愛のハッピーエンドになることだってあったかもしれないのに…。(それに、今、冷静になって思い出してみると結構可愛かったのにねぇ。ああ、惜しい。後悔先に立たずでござる)そんなこんなで、時期を逸しまくりの現在、箸にも棒にもつかなくなってきつつある私ですが、一番後悔してるのは、親の仕事の都合で彼女、途中で引越しちゃったんですけど、その時、他の奴から冷やかされないように(田舎に住んでたので、すぐ目ざとく見つける奴が居る))お別れ会の後、皆が散開してから、彼女に謝る事も含めて、別れの挨拶しようと思ったら、もう引っ越してしまっていた、という当時の優柔不断というか、卑怯ぶりが如実に感じられる一件もあったなぁ。
って、なんでこんな話してんだ。というか、余計嘆かわしくなってきたぞ、今の自分に(爆)
ちゅうことで、気を取り直して。
ほいで、笑えたのが、クラス内で幅を利かせていた頭の良い男がいたんですけど、そいつが、「この本を見た奴はエロー、エロー(死語)」と冷やかしていて、私が「おいら見たことある」といったら、早速男子から一斉に「エロー」の大合唱を受けまして(苦笑)今なら笑って見過ごせますが、当時は堅物だったので、何か腹立たしくなり、それがまた、彼らを面白がらせていたものですが、あるときの放課後でした。家に帰って、ちょっと忘れ物があったんで、再び放課後の、人気の無い教室に戻ってみると、学級文庫あたりで、何やら人影が。そして、私に気づいた、その人間はビクッとビクつきます。無理もありません。見てた人間が、冷やかしていた張本人だったわけですから。
なんか、その日の帰り道は、「勝った…」と優越感に浸ったのを覚えています。そんな彼は、あんな片田舎からエリートコースを進み、まぁ一流な人生を送っているわけですが、今、もし話す機会があって、このこと話してみると、結構面白いかも(笑)
それにしても、この時、教訓として得たのは、「冷やかす人間ほど、その事を気にしている」でしたね。まあ、考えてみれば当然なことで。だって、「この本エロ(笑)」てわかる為には、自分が見ないとわかるわけないわけでしょ?(笑)
というのが、しみじみ思い出される本です。イマドキの小学校高学年の子に見せると、どんな風に感じるのでしょうかねぇ(´ー`)
小学校高学年向けの推薦図書になってました。
が!当時の私としては、かなりショッキングな内容で、見ていてドキドキしたものです。装丁も左のようなソフトな感じではなく、ピンクの下地で不規則なラインが散りばめられてると思いきや、二人がキスしているような感じだったし。で、まだ幼い男子陣が、こういうの見ると、「うわっスケベ〜」とスケベ扱いされたのですが、実際見ると、ふとしたきっかけで野郎が女に、女が野郎になるわけですよ。そうなると、
ということで、本嫌いだった私ですが、何気にこの本は小学校3年生くらいの時に何かの縁で見てました。確か、「○○くん、だいすき〜、私のお婿さんになって〜」と言っていたクラスメイトの子から勧められたのかな。余談に入ると、当時は男子陣から冷やかされたくない一心で冷たい対応をしていた、という申し訳ない以上に勿体無い記憶があります。ああ、なぜ私に告白してくる人間は、人目を憚らず言う人間が多かったのだ。密会という形なら、私だって酷い対応しなくて冷静に対応できただろうし、何より相思相愛のハッピーエンドになることだってあったかもしれないのに…。(それに、今、冷静になって思い出してみると結構可愛かったのにねぇ。ああ、惜しい。後悔先に立たずでござる)そんなこんなで、時期を逸しまくりの現在、箸にも棒にもつかなくなってきつつある私ですが、一番後悔してるのは、親の仕事の都合で彼女、途中で引越しちゃったんですけど、その時、他の奴から冷やかされないように(田舎に住んでたので、すぐ目ざとく見つける奴が居る))お別れ会の後、皆が散開してから、彼女に謝る事も含めて、別れの挨拶しようと思ったら、もう引っ越してしまっていた、という当時の優柔不断というか、卑怯ぶりが如実に感じられる一件もあったなぁ。
って、なんでこんな話してんだ。というか、余計嘆かわしくなってきたぞ、今の自分に(爆)
ちゅうことで、気を取り直して。
ほいで、笑えたのが、クラス内で幅を利かせていた頭の良い男がいたんですけど、そいつが、「この本を見た奴はエロー、エロー(死語)」と冷やかしていて、私が「おいら見たことある」といったら、早速男子から一斉に「エロー」の大合唱を受けまして(苦笑)今なら笑って見過ごせますが、当時は堅物だったので、何か腹立たしくなり、それがまた、彼らを面白がらせていたものですが、あるときの放課後でした。家に帰って、ちょっと忘れ物があったんで、再び放課後の、人気の無い教室に戻ってみると、学級文庫あたりで、何やら人影が。そして、私に気づいた、その人間はビクッとビクつきます。無理もありません。見てた人間が、冷やかしていた張本人だったわけですから。
なんか、その日の帰り道は、「勝った…」と優越感に浸ったのを覚えています。そんな彼は、あんな片田舎からエリートコースを進み、まぁ一流な人生を送っているわけですが、今、もし話す機会があって、このこと話してみると、結構面白いかも(笑)
それにしても、この時、教訓として得たのは、「冷やかす人間ほど、その事を気にしている」でしたね。まあ、考えてみれば当然なことで。だって、「この本エロ(笑)」てわかる為には、自分が見ないとわかるわけないわけでしょ?(笑)
というのが、しみじみ思い出される本です。イマドキの小学校高学年の子に見せると、どんな風に感じるのでしょうかねぇ(´ー`)
コメント